2020年08月01日号
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artscapeレビュー

窓の表面 スロー&テンス アトモスフィア2011

2012年02月01日号

会期:2011/12/15~2012/01/29

雅景錐[京都府]

写真家でクリエイティブ・ディレクターのアマノ雅景が、オルタナティブスペース「雅景錐」を開設。今年3月の正式オープンを前にプレ企画展を開催した。その内容は、アマノ、有元伸也、ニック・ハネス、平久弥、ヴァンサン・フルニエの5組による写真&絵画展で、世界の諸相を、作品という窓を通して覗き込むというものだ。ニューヨークの同時多発テロ現場近くで、行方不明者を探す張り紙を見つめる人々、旧共産主義国家の廃れた施設、現実離れした宇宙開発基地などを捉えた写真などが並んでいる。本展はアマノが2009年から10年計画で取り組んでいるプロジェクトの第2弾であり、2月には規模を拡大して大阪のフランダースセンターにも巡回される。京都ではここ数年、さまざまなタイプのオルタナティブスペースが産声を上げており、新たなアートシーン形成の可能性を秘めている。雅景錐もそのひとつとして要注目だ。

2012/01/07(土)(小吹隆文)

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