artscapeレビュー
三人展「片想い」
2014年03月15日号
会期:2014/02/19~2014/03/02
同ギャラリーで「男の子バージョン」の展示を見て、そこから徒歩のprinzでの「女の子バージョン」へ。尾花大輔の細かい書き込みの多いドローイングや文字等の集合体のグラフィック、相反して白澤真生のデフォルメしたフレームの女性など、受賞歴も多い若手気鋭のデザイナーのぎこちなさにまで感じる“手触り”があったのは面白かった。そして、ギャラリーとギャラリーのあいだを歩いた10分ぐらいは「片想い」をより感じる時間と距離具合だったのも、どこか企画意図として組み込まれていたように思えて楽しかった。
2013/02/27(木)(松永大地)