artscapeレビュー
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
2014年09月15日号
会期:2014/06/18~2014/09/01
国立新美術館 企画展示室1E[東京都]
16年前のセゾン美術館「ディアギレフのバレエ・リュス」は、ピカソ、マチス、キリコらが参加した舞台美術を豊富に紹介し、総合芸術色が強かったが、今回は多数のマネキンを使い、衣装がメイン。全体として異国趣味を感じる民族系が多い。続いて、同館のオルセー美術館展へ。あまり予想外のものはなく、教科書的にフランスの近代を振り返る内容である。後から振り返る歴史としては、当然印象派の系列が名前を残しているが、逆に当時の主流だったアカデミズムの絵画などを、同じ部屋で一緒に見せるのは、比較することで、表現の違いを学ぶうえでわかりやすい。
2014/08/23(土)(五十嵐太郎)
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