2021年09月15日号
次回10月1日更新予定

artscapeレビュー

さかぎしよしおう展

2009年12月01日号

会期:2009/11/03~2009/11/21

ギャラリエ アンドウ[東京都]

美術家・さかぎしよしおうの新作展。陶土を溶いた水をスポイトから垂らして手のひらサイズの造形物を創り出すことで知られているが、今回その超絶技巧は今までにない展開を見せた。球体と球体を直線状に積み上げるのではなく、球体と球体のはざまに球体を落とし、ちょうどレンガ状に積み上げる構造に変化したのだ。だからだろうか、造形物の表面はよりいっそう密度が増し、強固で堅牢な印象を強く醸し出していた。同じ技を駆使しながらも、ちがう作品として提示してくるところに、つねに新しさを見せ続けるアーティストとしての揺るぎない矜持を見た。

2009/11/12(福住廉)

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