2020年07月01日号
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artscapeレビュー

The Formation of the Japanese Print Collection at the Art Institute: Frank Lloyd Wright and the Prairie School

2012年10月01日号

会期:2012.08.18~2012.11.04

シカゴ美術館(Gallery107)[シカゴ]

建築家のフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright, 1867-1959)が日本文化の影響を受けていることはよく知られている。ライトは1893年に開催されたシカゴ世界祭典(World's Columbian Exposition in Chicago)の日本パビリオンを訪れているし、1905年には日本を旅している。また1913年、帝国ホテル新館設計のために来日、以後もたびたび日本を訪れていた。ライトは浮世絵の収集家としても有名だが、来日のたびに浮世絵を購入、そのコレクションは生涯にわたって続いていたという。この展覧会はライトが収集した浮世絵やライトの事務所で制作されたドローイング、そして1908年の展覧会風景(写真)を紹介するもの。ライトは収集した浮世絵を展示のためにしばしばシカゴ美術館に貸していたが、「1908年の展覧会」とはこうした彼の協力により1908年に開催された展覧会のこと。これはライトの協力により開催されてきた展覧会のなかでも、より大規模で重要な展覧会だという。ドローイングはおもに女性設計師のマリオン・マーオニ・グリフィン(Marion Mahony Griffin, 1871-1961)のもので、やはり日本の木版画の影響が色濃くみられる。[金相美]


1──展示風景


2,3──1908年の展示会の写真


4──1908年展覧会のカタログ(The Art Institute of Chicago, Catalogue of Loan Exhibition of Japanese Colour Prints, March 5 - 25, 1908)

2012/09/14(金)(SYNK)

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