2020年07月01日号
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artscapeレビュー

陶世女八人 展

2012年10月01日号

会期:2012/09/01~2012/09/23

ギャラリー器館[京都府]

京都を拠点に活動する若手女性陶芸家8人(稲崎栄利子、今野朋子、篠崎裕美子、高柳むつみ、田中知美、楢木野淑子、服部真紀子、村田彩)を集めたグループ展。彼女たちの造形はさまざまだが、共通する特徴は偏執的なまでの装飾がオブジェや器の全面を覆っていることだ。それは技術礼賛というよりは本能的なものであり、アールブリュット作家に見られる細密志向にも似た強迫観念めいたものが感じられる。これは京都の陶芸界全体の傾向ではなく、あくまで局所的な流行に過ぎない。しかし、なぜいまこのような作家たちが大勢現われるのかを考えることは大事だろう。本展により、その扉が開かれたのかもしれない。

2012/09/11(火)(小吹隆文)

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