2019年04月15日号
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artscapeレビュー

Konohana's Eye ♯2 加賀城健 展「ヴァリアブル・コスモス|Variable Cosmos」

2013年10月01日号

会期:2013/09/06~2013/10/20

the three konohana[大阪府]

染色工芸の世界では失敗とされるボケやブレなどを積極的に取り込んだ作品を発表し、現代美術としての染色に新たな価値を付加してきた加賀城健。近年の個展では絵画を意識したタブロー形式の作品が多かったが、本展では、インスタレーション、壁画、屏風、反物をそのまま用いた長大な作品など、バリエーション豊かな表現が見られた。筆者自身、こうした枠にはまらない作品が加賀城との出会いだったので、今回の展開は望むところ。作品の伸びやかさから察するに、作家自身もタブロー形式に少々気詰まりを感じていたのではなかろうか。本展を機に、加賀城が新たな段階に入ったのだとしたら嬉しい。

2013/09/07(土)(小吹隆文)

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