2024年03月01日号
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artscapeレビュー

《台中庁連合会事務所》《台中庁庁舎》《専売局台中支局台中酒廠》ほか

2015年04月15日号

[台湾台北市]

《台中庁連合会事務所》(1911)、《台中庁庁舎》(1913)、《台中警察署庁舎》(1934)は、いずれもちゃんと保存され、とく庁舎が積極的に活用されている。《台中駅》(1917)は小ぶりだが、密度の高い意匠である。また1920年代の《専売局台中支局台中酒廠》は、台中の華山1914創意文化園区と同様、工場の一帯を文化施設として残している。ただ、こちらの方が思い切ったリノベーションを幾つか試みている。倉庫の端部に嘴のように鋭角的な部位を付けたり、スケルトン化して、その内部にOMA的なデザインを挿入していた。

写真:左上から、《台中庁連合会事務所》《台中庁庁舎》《台中警察署庁舎》《台中駅》 右上から、《専売局台中支局台中酒廠》

2015/03/16(月)(五十嵐太郎)

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