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曽我蕭白「富士三保図屏風」と日本美術の愉悦

2015年04月15日号

会期:2015/03/14~2015/06/07

ミホミュージアム[滋賀県]

こちらはいかにもミホミュージアムらしいコレクション展。蕭白の《富士三保図屏風》を中心に、光琳、仙 、応挙らの水墨画、陶器、埴輪、神像などが並んでいる。ずいぶん金をかけた余裕の展示だ。なかでも圧巻が初公開の《富士三保図屏風》。六曲一双の左隻に裾野がギューンとタコの足のように延びた富士山が描かれ、右隻には海をまたいで虹がかかっている。どこからどう見りゃこのように見えるんだろう。まさに「奇想」の画家。それにしても、ミホで三保とは。

2015/03/18(水)(村田真)

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