2019年09月15日号
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artscapeレビュー

Art Camp 2010

2010年08月15日号

会期:2010/07/24~2010/08/12

サントリーミュージアム天保山(第二会場)[大阪府]

毎年この時期に開催されている学生や若手作家のグループ展。あいにく第一会場は休廊日だったが、塩見友梨奈、藤本絢子、久保田万絵、招待作家の花岡伸宏の4名の作品が展示されたサントリーミュージアム天保山での展示を見る。エントランスホールには、愛玩用に品種改良され、高値で売買される金魚の脆弱性にインスピレーションをうけ、不確かな存在の有様を描き出す塩見の絵画作品、皮膚という表層から溢れ出る感情を染色手法で表現した塩見の作品が展示されていた。曖昧なイメージから触覚などの感覚と過去の記憶を誘発する久保田の作品、花岡の彫刻は4階のテラス付近に。花岡の作品は、天井から吊り下げたものもある。どれも一見バカバカしく可笑しいのだが、時間の経過や状態、その変化をとらえる造形力とユーモアのセンスには唸るものがある。

2010/07/20(火)(酒井千穂)

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