2017年10月15日号
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artscapeレビュー

長者町アート☆プラネタリウム

2012年12月15日号

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会期:2012/11/10~2012/11/25

Chapter2+長者町7・8・9丁目[神奈川県]

横浜の長者町といえば伊勢佐木町に隣接するちょっと猥雑な夜の街。その長者町の商店の人たちの協力を得て、8人のアーティストが路上や店頭に作品を展示している。北川純はパチンコ屋の隣の駐車場に高さ5メートルくらいあったろうか、巨大な深紅のバラの造花を吊った。よく見ると花心にポッチリ丸いものがあり、ちょっとエロい。安全面でも風紀面でもヤバそうだが、よくやらせてくれたもんだ。千代紙を使って作品をつくるチヨガミストの上畠益雄は、商店の柱や軒にあたかも貫通してるかのように千代紙製の立体を設置。これはよくできてる。これを無許可でやったらちょっとシャレたストリートアートになる。あとは何十軒ものお店に「ちょうぷくちゃん」のキャラクターを貼っていった竹本真紀や、駐車場に巨大な金属彫刻を置いた杉山孝貴などが健闘したが、全体として作品数の少なさ、密度の薄さは否めない。いちばん目立ちそうなタムラタクミのミラーボールが残念ながら、設置予定場所の神社の許可が下りず未実現というのも大きかった(数日後に実現)。こういう試みはもっともっと増えてほしいと思う。

2012/11/10(土)(村田真)

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