2017年06月15日号
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artscapeレビュー

平等院養林庵書院 襖絵奉納記念:山口晃「山口晃と申します──老若男女ご覧あれ」

2012年12月15日号

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会期:2012/11/02~2012/12/02

ジェイアール京都伊勢丹7F 美術館「えき」KYOTO[京都府]

宇治の平等院に山口晃が描いた襖絵が奉納されることになった。今展は平等院養林庵書院襖絵の一般公開に併せて開催された展覧会。
ドローイング、油絵、立体、挿画などが一堂に公開された。私が訪れたときも会場は多くの来場者で賑わっていたのだが、お年寄りの姿が意外にも多く、その幅広い人気を思い知った。過去、現在、未来の入り混じる作品世界の愉快な発想と画力もさることながら、妄想とも言える(?)その空想力にも改めて感心した。個人的にこの会場の展示で気に入ったのが、“電柱の美”を「考現学」のスケッチのように数々描き、リポートした《柱華道》という一連の作品。描かれているのは架空の電柱で、たいへんバカバカしいのだが装飾やその意味などまで詳細に記されていたそれらにはリアルな説得力もあり、つい笑ってしまった。

2012/12/02(日)(酒井千穂)

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