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artscapeレビュー

山本聖子「円の手ざわりはつるつるかざらざらか」

2012年12月15日号

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会期:2012/11/24~2012/12/09

Gallery PARC[京都府]

山本聖子の個展。近年山本は、折り込みチラシにある不動産の「間取り図」の線を丁寧に切り取ってつくった無数のパーツを用いて、立体や平面に再構成する作品に取り組んできた。関西では6年ぶりの個展という今展では、この「間取り図」のシリーズに加え、今年の「六甲ミーツ・アート芸術散歩」や札幌の500m美術館で発表した、入れ子状に層をなす大型の構造物の作品シリーズ、新作の写真作品なども発表された。会場の構成は個々の作品が連関するインスタレーションになっていたのだが、円形とあんパン、三角形とハンガーなど、色や形のイメージも連鎖し、見ているとこちらのイマジネーションが刺激されていく。他者である世界のさまざまなものごとと自分自身との距離、関係に、軽やかな表現でアプローチする山本の感性にも感じ入る内容だった。


展示風景

2012/11/30(金)(酒井千穂)

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