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artscapeレビュー

荒木伸吾回顧展「瞳と魂」

2012年12月15日号

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会期:2012/11/14~2012/12/10

アーツ千代田B104[東京都]

ぜんぜん知らなかったけど、荒木伸吾(1939-2011)は「巨人の星」「あしたのジョー」「ベルサイユのばら」「ジャングル大帝」「キューティーハニー」「聖闘士星矢」などの作画やキャラクターデザインを手がけたアニメーター。これだけのアニメを手がけたんだからよっぽど器用な人だったはず。当初、貸本劇画を描いていた荒木が60年代にアニメ界に活路を見出したのは、その器用さを買われてのことだったのかも。もちろん貸本の凋落とアニメの急成長という背景もあったに違いない。しかし他人の漫画をアニメ化するだけではたして満足してたんだろうか。必ずしもそうでなかったことは、70歳を過ぎて45年ぶりに自分の漫画を描き始め、死の当日まで描き続けたことからもうかがえる。作品には興味ないけど、生き方には考えさせられるものがあるなあ。

2012/11/22(木)(村田真)

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