2021年12月01日号
次回12月15日更新予定

artscapeレビュー

不在に忍び寄る──イランと向かい合って

2010年06月15日号

会期:2010/05/19~2010/06/12

東京画廊[東京都]

日本ではほとんど紹介されてこなかったイランのアーティスト8人の展示。といってもイラン国内で現代美術を続けるのは難しく、多くは国外で活動しているらしいが。作品が写真や映像、ドローイングなど軽便なものばかりなのは、運ぶのが容易だからだろう。ひとつだけ、鉢植えのゼラニウムを床に置き、その影を床に直接描いたインスタレーションがあったが、これは作者のドラタバディ(前項ncaにも出品)が東京に住んでいるため可能になったという。少なからぬ作品が戦争を想起させ、アーティストの役割について考えさせられる。

2010/05/25(火)(村田真)

2010年06月15日号の
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