2021年12月01日号
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artscapeレビュー

オープンキャンパス

2010年06月15日号

会期:2010/05/03~2010/05/05

京都芸術センター[京都府]

センター開設10周年記念事業の一貫として開催された特別イベント。日頃、館内の制作室で創作活動に取り組んでいるアーティストが制作現場や稽古風景を公開するオープンスタジオをはじめ、ゲスト・アーティストによるワークショップ、パフォーマンス、コンサート、レクチャーなど、期間中、「時間割」にあわせてさまざまな催しが行なわれた。センター玄関前のアプローチには、美術作家のみやじけいこや瓜生祐子もメンバーであるケータリングチーム「イクラ食堂」のピロシキスタンドも登場。派手ではないが、いつもとは違う町内のお祭りのような雰囲気が漂っていた。各プログラムの合間に、太鼓や鉦を鳴らしながら「ちんどん通信社」が練り歩いていたり、講堂からガムランの演奏が聞こえてきたり、会場のあちこちから次々と楽しそうな声や音が響いてくるので、ついつい私も長居してしまう。小さな子どもから老人まで、じつにさまざまな年齢層の人たちが訪れ、アーティストや同センターのスタッフと和気あいあいとおしゃべりする場面を館のあちこちで目にした。アートの情報発信地であるとともにコミュニティとして馴染みある場所となっているセンターの10年の活動のひとつの結実を見せてもらった気分。

2010/05/04(火),05/05(水)(酒井千穂)

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