2019年07月15日号
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artscapeレビュー

もうひとつの京都──モダニズム建築から見えてくるもの

2011年04月01日号

会期:2011/02/07~2011/05/08

京都工芸繊維大学 美術工芸資料館[京都府]

大きな写真パネルと模型、そして図面が展示場のあちらこちらに置かれている。建築関連の展覧会にありがちな風景だ。模型は模型で実物とは違うし、図面は読めない(これは自分の問題だが)、写真に至ってはとっくに記録媒体としての役割は信じていない。どうしても撮る側の意図が入ってしまうからだ。だから建築の展示が面白いと思ったことはあまりない。それなのに、なぜこの展覧会を紹介しているのか。それは「京都におけるモダニズム建築」という言葉に惹かれたからかもしれない。関東大震災や太平洋戦争の空爆で昔の趣を失ってしまった東京や大阪とは違って、京都にはまだ独特な木造文化の伝統と町並みが残っている。京都という特殊な空間のなかにあらわれたモダニズム建築というものが、どのような姿をしていたのか気になったわけだ。本野精吾邸、聴竹居、京都会館、国立京都国際会館など、1920年代から1970年代までの、古都・京都の中のモダニズム建築を再考する機会である。[金相美]

2011/03/05(土)(SYNK)

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