2019年07月15日号
次回8月1日更新予定

artscapeレビュー

三瀬夏之介 個展 だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる

2011年04月01日号

会期:2011/02/04~2011/02/26

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA[京都府]

1階の@KCUA1では、全幅20メートルにも及ぶ《だから僕はこの一瞬を永遠のものにしてみせる》や、サイズ可変の超大作《奇景》をはじめとする作品6点と資料が、2階の@KCUA2では、水墨画21点が展示された。関西での彼の個展としては、過去最大の規模であろう。展示を見終えて感じたのは、受容体としてのアーティストの姿。自身の記憶や経験、環境、社会など、感知するあらゆるものを呑み込み、作品へと昇華させていく。果てしない混沌の先にどんな世界が現われるのか、あるいはゴールなど存在せず、もがき続ける過程そのものに意味があるのか。いずれにせよ、三瀬への関心がますます高まったことだけは確かだ。

2011/02/23(水)(小吹隆文)

2011年04月01日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ