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artscapeレビュー

ラウレンツィアーナ図書館

2016年10月15日号

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[イタリア、フィレンツェ]

今年日本で巡回しているミケランジェロ展の模型制作に関わったこともあり、ラウレンツィアーナ図書館へ。1.5時間滞在することで陽の変化による明るい状態にも遭遇し、初めて気づくディテールの面白さが満載だった。これも単眼鏡を使うと、肉眼ではとうていわからない、驚くべき解像度とシャープさが浮かびあがる。翌日もラウレンツィアーナ図書館を再訪したが、そのときは2時間、2日で合計3時間半いても全然飽きない。ミケランジェロはこの作品で、それまでの古典主義を卓越した知性と感性でひっくり返し、これ以降も、そして今後も世界中でつくられる古典主義とその亜流が超えられないレベルに到達した。怪物的な建築である。

写真:左・右上=《ラウレンツィアーナ図書館》 右下=閲覧室

2016/09/15(木)(五十嵐太郎)

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