artscapeレビュー
クイーンズランド州立美術館
2011年08月15日号
[オーストラリア]
大会における戦後日本建築のセッションが終わった後、飯田志保子さんにクイーンズランド州立美術館を案内していただく。アジア圏の現代美術の収集に力を入れており、1993年以降のトリエンナーレのたびに全作品を購入している。これまでのコレクションだけでも相当な企画展ができるほど、量が多いという。また映像の分野も充実している。建築はジャン・ヌーヴェルのルツェルンの文化センター風だが、内部に街路感覚のストリートを十字に取り込む。これは隣接するほかの文化施設とつながっており、都市計画と連動したデザインである。
2011/07/08(金)(五十嵐太郎)