2022年01月15日号
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artscapeレビュー

横浜市民ギャラリー クロニクル 1964-2014

2014年11月15日号

会期:2014/10/10~2014/10/29

横浜市民ギャラリー[神奈川県]

関内駅前にあった横浜市民ギャラリーが野毛山に移転、その再オープンを記念する展示。市民ギャラリーが桜木町駅前にオープンしたのはちょうど50年前、東京オリンピックの開かれた年で、市長は飛鳥田一雄だった(といっても知らない人が多いだろうなあ)。飛鳥田は現代美術館構想を抱いていたらしいが、とりあえず市民ギャラリーを開設し、74年には関内駅前に移転。展覧会の大半はレンタルだったが、毎年ひとりの美術評論家がキュレーターを務めるアニュアル展「今日の作家展」を中心に、80年代までは首都圏の現代美術の拠点のひとつに数えられていた。でも横浜美術館ができてからは(バブル崩壊もあって)明らかに失速したけどね。展示は、横浜港やベイブリッジ、港の見える丘公園など横浜ゆかりの地を描いた風景画や漫画、草間彌生、斎藤義重、高松次郎ら「今日の作家展」出品作家の版画など(菅木志雄のみインスタレーション)。なぜか1点だけ岡本太郎の油絵もあって、所在なげだ。ま、作品を見てもらうというより、新しいスペースのお披露目ですな。今回移転した場所を地図で調べると「横浜市職員会館」となっている。これをギャラリーに改装したのね。どうりで天井が低いわけだ。桜木町駅や日ノ出町駅から徒歩10分程度だが、坂の上にあるので年寄りには大変じゃわい。

2014/10/21(火)(村田真)

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