artscapeレビュー
続・朝鮮通信使2010
2010年09月15日号
会期:2010/08/06~2010/08/31
ソウルから越後妻有まで[ソウルから越後妻有まで]
BankART自身が企画・実践する必殺プロジェクト。江戸時代に行き来した朝鮮通信使を現代によみがえらせようというもので、ソウルからメンバーを増減させながら釜山、対馬を通り、下関から船をチャーターして瀬戸内国際芸術祭にジョイント。その後は大阪、名古屋、横浜などに寄って最後は越後妻有まで行ってしまおうという無謀な計画だ(ちなみにソウルと越後妻有は緯度がほぼ同じ)。この間、BankARTのスタッフはほぼ全員が参加するため、BankARTは空っぽ状態。というより、BankARTそのものが日韓を移動してる状態というべきか。残念ながらぼくは1日だけの参加だったが、この日が道中もっとも参加者が多かった(日韓合わせて20人以上)という。今朝、高松空港から高松駅に向かい、スタッフと落ち合ってチャーター船で直島へ。地中美術館、家プロジェクトを見て、大竹伸朗の「I�・湯」を時間がないので外から鑑賞。それにしてもすごい人出、とりわけ直島は芸術祭の中心的な場所だからとくに人が多いようだ。高松に戻り、日韓で宴会。
2010/08/19(木)(村田真)