artscapeレビュー

ロボコップ

2014年05月15日号

未来を舞台にした『ロボコップ』は、もはやアフガンで兵士が戦死する必要がなくなるという理由から、ロボット導入を煽る、TVショーから始まる。生体+機械の融合、身体の解体、感情のゆらぎの描写などは、もっと即物的だったオリジナルに比べて、現代のテクノロジーの進化を受けて、バージョン・アップしている。なお、オムニコープ社の社長の部屋には、フランシス・ベーコンによる三幅対の不気味な絵画が展示されていた。

2014/04/01(火)(五十嵐太郎)

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