artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2011年10月
2011年10月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
H3331 TRANS ARTS vol.1
9月より隔月で発行する小誌では、表現が生まれる場には何があるのか? 表現はどこから生まれてくるのか? 3331にしか伝えられない情報を世界に発信していきます。[3331 Arts Chiyodaサイトより]
設計の設計
建築、技術開発、情報工学のイノベーターである若き5人、柄沢祐輔、田中浩也、ドミニク・チェン、藤村龍至、松川昌平の理論と実践に注目し、建築、空間、情報環境のこれからの設計の方法を探っていく。2010年末より半年間、「10+1 web site」で行なった好評連載「10+1 SCHOOL〈建築・都市・情報〉制作の方法」を大きく改稿、構成を更新して書籍化する。[INAX出版サイトより]
種子のデザイン──旅するかたち
身近なものから海外の見たことのないような種子のディテールまで、丁寧に撮りおろした図版で紹介。理にかなったかたちの美しさと、そこから浮き彫りになる、植物たちの繰り広げてきたサバイバル作戦をご覧頂きます。次世代への旅支度、種子の形態に秘められた、植物たちの慎ましくもたくましい知恵に触れることのできる一冊。[INAX出版サイトより]
メタボリズムの未来都市展──戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン
日本から発信され、世界の建築家やデザイナーに多大な影響を与えた建築運動「メタボリズム」。本書はその思想とビジョンを振り返る世界初の展覧会として、森美術館で開催される「メタボリズムの未来都市展──戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」のカタログです。...菊竹清訓、槇文彦、黒川紀章など運動の中核をになった建築家と、彼らに大きな影響を与えた丹下健三や磯崎新ら時代をともにした建築家のプロジェクト79点を豊富な写真や図面等で紹介。...またメタボリズムに関する16の論考、グローバル・メタボリズム・マップ、メタボリズム運動を支えた人びとの相関図と人物紹介、年表、文献紹介、作品リストなど、メタボリズムを理解するための充実した資料集です。[新建築社サイトより]
Hyper den-City ハイパー・デン・シティ──東京メタボリズム2
建築家、建築批評家である八束はじめによる超高密度都市「ハイパー・デン・シティ」の提案。 都市は文化的・政治経済的な影響圏域をさらに拡大させると考える八束が「超高密度都市のタイポロジー」「災害・密度・都市デザイン」「人口」等のテーマから未来都市像を描く。2008年、『10+1 No.50』に掲載し大きな話題をよんだ八束の「Tokyo Metabolism」は高度経済成長を背景に立案された丹下健三の「東京計画 1960」を50年後の東京に復元・解明するというものだった。本書はその第二弾。現在のグローバリズムの中で生じ得る極限状況にフォーカスしながら未来の都市像を考えていく。[INAX出版サイトより]
2011/10/17(月)(artscape編集部)