2013年12月15日号
[群馬県]
高崎市美術館にある、アントニン・レーモンドの自邸兼事務所を写し、彼のスタイルをとり入れた《旧井上房一郎邸》(1952)は素晴らしい。シンプルな構成で、半世紀を経てもなお瑞々しく、モダニズムと日本の木造建築の開放感を見事に融合している。ちなみに、この住宅は、別の方法によって和洋折衷を行なう中原淳一が精力的に活動したのと同時代だ。
2013/11/28(木)(五十嵐太郎)
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