artscapeレビュー
ロボットレストラン
2015年05月15日号
[東京都]
新宿のロボットレストランに行く。ざっと会場を見たところ、観客は9割以上が西洋人。アジア系が少しいて、日本人はわずかである。なるほど、ロボットとセクシーな女性という組み合わせで、テクノ(本当はローテクだが)・オリエンタリズム全開のエンターテイメントだ。てんこ盛りのコンテンツで、御輿や衣装などのデザインは、過剰装飾のお祭りバロック・テイスト、ヤンキー文化論的にも興味深い。細長い地下空間をフル活用する舞台と座席の異常に密接した関係も絶妙である。
2015/04/04(土)(五十嵐太郎)