artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2016年1月
2016年01月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
デザインの種
眼と手の感覚、紙が連れてくる風景、かたちへの意識、色に潜む政治性などめぐって浮かび上がる、デザインの過去・現在・未来。たがいの批評精神が触発しあい、15年にわたって持続した対話の集成。[出版社サイトより]
現代建築家コンセプト・シリーズ21 小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt | 背後にあるもの 先にあるもの
小嶋一浩と赤松佳珠子(CAt)がこの10年の間に手がけてきた建築作品の考え方を12のキーワードに分解し、その「背後にあるもの 先にあるもの」を浮かび上がらせていきます。バイリンガル。[出版社サイトより]
世界のかわいいきのこデザイン
印刷物にみるキュートなきのこワールド! レトロな松茸狩り案内書から椎茸弁当の包み紙、切手、レターセットやポストカード、紙ナプキン…… きのこの見方がちょっと変わる!? 世界中で愛されている、ペーパー・マッシュルーム コレクション![出版社サイトより]
現代アートの本当の楽しみ方 表現の可能性を見つけにいこう
現代アートに関わる人々が、これから現代アートを学びたいと考えている方にもわかるようにやさしく、丁寧に答えていきます。しりあがり寿×日比野克彦、遠藤水城×五野井郁夫の対談を収録![出版社サイトより]
物を作って生きるには
本書は、物を作ることによって生活を立てているMakerによるエッセイおよびインタビュー集です。登場するMakerが作る物は、エレクトロニクスキット、家具、玩具、さらにハッカーのための共有スペースまで幅広く、その目的や規模もさまざまです。しかし、共通しているのは、自分に一番適したやり方を自分の頭で考え抜き、そのアイデアを実際に手を動かして実現していること。[出版社サイトより]
被爆70周年 ヒロシマを見つめる三部作 第3部 ふぞろいなハーモニー
2016年3月6日まで、広島市現代美術館で開催中の同展のカタログ。4人のキュレータの論考と作品解説を掲載。
写真の映像 写真をめぐる隠喩のアルバム
世界言語としての写真という記号をめぐる事典――黎明期からデジタルメディア時代まで、アルファベット順に55項目のキーワードで写真作品(ニエプス〜アーバス)を読み解く。数々の写真論(ベンヤミン〜クレーリー)の引証を交えつつ、〈映像=表象〉をめぐる隠喩の星座がもつ写真史的布置を浮かび上がらせる、光と影のアルバム。【芸術論叢書】第3回配本。[出版社サイトより]
薬草の博物誌―森野旧薬園と江戸の植物図譜―
本書は、この江戸時代に遡り、人々の薬草、植物に寄せる探究心や愛着を、それぞれ精緻な観察眼で描かれた様々な植物図譜と、江戸における植物相が今もそのまま残る日本最古の私設薬草園、森野旧薬園(奈良県宇陀市)とその創設者、森野賽郭が描いた1003種を収める「松山本草」をとおして色鮮やかに表現しようとするものである。[出版社サイトより]
『安楽島』、『休日映画 2009 - 2014』
2005年創設の映像レーベルSOL CHORDから発行されているDVDシリーズの第9、10弾。『安楽島』は崩壊した家族に他人が入ることで、関係を回復していく物語をシネマ・ヴェリテの手法で撮った作品。『休日映画』は2009年から2014年まで、休日に撮影した作家の家族の記録をその時々のマスメディアの報道を挿入しながら編集し、ネット上で公開してきた作品。
2016/01/14(artscape編集部)