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artscapeレビュー

プレビュー:笠井叡×麿赤兒『ハヤサスラヒメ 速佐須良姫』、公開パフォーマンス「小林耕平×山形育弘(core of bells)」

2012年11月01日号

[東京都]

今月は、F/T関連の公演に注目が集まると思いますので、このプレビューではあえてそれ以外をとりあげることにします(もろちん、アンチF/Tというわけではありません)。

今月の話題作と言えば、日本のダンスシーンを40年以上牽引し続けた笠井叡と麿赤兒がタッグを組む『ハヤサスラヒメ 速佐須良姫』(2012年11月29日~12月2日@世田谷パブリックシアター)だろう。土方巽が語った「踊りとは命がけで突っ立った死体である」の言葉のように、舞踏とは矛盾を抱えた、レトリカルなものであり、嘘、冗談、異常に見える生真面目さなどが際立ったとき、ある独特の力を漲らせるものである。初共演という2人のぶつかり合いからそうした力がスパークするのか、期待したい。

もうひとつ、面白そうな企画あればそこにCxOxBありといった感じで昨今大活躍中のcore of bells。「TRANS ARTS TOKYO」や「CE QUI ARRIVE 2012──これから起きるかもしれないこと」といったイベントへの出演にも注目したいが、彼らが継続的に行なってきた美術作家・小林耕平とのセッションも忘れてはならない。11月22日に山本現代で行なわれる個展「あなたの口は掃除機であり、ノズルを 手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る」に関連した公開パフォーマンス「殺・人・兵・器」は、9月に東京国立近代美術館で行なわれた「14の夕べ」でのパフォーマンス同様、パフォーマンス研究者の伊藤亜紗がテキストを書き、その解釈のために小林制作の構築物が用意され、小林とcore of bellsの山形育弘が構築物をとおしたテキスト解釈に挑む。「14の夕べ」ではテーマはタイムマシンだったが、今回はさらに奇妙奇天烈なテーマが用意されるそうだ。

笠井叡×麿赤兒『ハヤサスラヒメ 速佐須良姫』 - Hayasasurahime - pv1 for pc

2012/11/01(木)(木村覚)

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