2019年07月15日号
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artscapeレビュー

フランク・ブラングィン展

2010年04月15日号

会期:2010/02/23~2010/05/30

国立西洋美術館[東京都]

国立西洋美術館の礎を築いた松方幸次郎が、ヨーロッパで作品を収集する際に助力した画家がブラングィンだ。ブラングィンといっても美術史には出てこない埋もれた画家のひとりだが、絵は抜群にうまいうえ、ポスターや家具デザインまで幅広く手がけていた。むしろその器用さが、モダニズム一辺倒の美術史から排除される要因だったかもしれない。このレベルの画家なら珍しくないからね。このブラングィンといい、黒田清輝を手ほどきしたラファエル・コランといい、日本の西洋美術受容の立役者はあちらの2流画家の独壇場だ。

2010/03/19(金)(村田真)

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