artscapeレビュー
2012・仙台アンデパンダン展/せんだい春のアート散歩/picnica hentecos. 3 今回は4人にお願いしました展
2012年06月15日号
[宮城県]
2012・仙台アンデパンダン展がスタートした。むろん、東京や名古屋などに比べると、現代美術のギャラリーは決して多くはないが、こうしたかたちで市内6つのアートスペースが同時連携するのは初めてらしい。主に宮城県、ときどき関東圏の作家が入っている。大学近くのギャラリー・ターンアラウンドとart room Enomaに立ち寄る。前者はカフェも併設し、所狭しと作品が並ぶ。また、この日は「せんだい春のアート散歩」の期間中でもあった。仙台の美術カフェ、PICNICAの展示法が興味深い。同一作家とは思えない画風がばらばらの小作品がランダムに配置されている。「picnicahentecos.3 今回は4人にお願いしました」展では、実は麻生日出貴、伊東千紘、芳賀一彰、本田崇の絵をシャッフルして混ぜていたのである。しかし、本当にひとりだったら、すごいかもしれない。
写真:ターンアラウンド
2012/05/22(火)(五十嵐太郎)