artscapeレビュー
ハンマーヘッドスタジオ新・港区「撤収!」展
2014年04月15日号
会期:2014/03/28~2014/04/06
ハンマーヘッドスタジオ新・港区[神奈川県]
2008年に横浜トリエンナーレの会場として建てられた4,400平方メートルもの広大なスペースをもつ新港ピアだが、11年のヨコトリには使われず、代わりにBankARTが特別連携プログラムとして「新・港村」を開設し、内部にさまざまな建造物を建ててイベントを展開。翌春には共同スタジオ「新・港区」として50余組のクリエーターが入居し、今夏のヨコトリまで2年間限定の共同スタジオとして活用されてきた。今回は撤収前のファイナル展となる。入居アーティストは石黒昭、牛島達治、開発好明、鎌田友介、さとうりさ、タカノ綾、松本秋則、ほか多数。ダンサーの中村恩恵、ギャラリーの青山|目黒、ヨコハマ経済新聞の支局も入居していたし、会田誠や曽谷朝絵のように個展準備のため期間限定でスペースを借りる人もいた(あ、ぼくも2週間だけお世話になりました)。結局、この建物ができてから6年間でもっとも有効活用できたのは、この2年間ではないだろうか。
2014/03/28(金)(村田真)