artscapeレビュー

首里城、八汐荘

2016年06月15日号

[沖縄県]

船で那覇港に着き、久しぶりに首里城を訪れた。世界遺産の効果、あるいは外国人観光客の増加のせいか、以前よりも来場者だけでなく、復元されたエリアも増えた。そして周囲も赤瓦の建築が目立つようになり、首里城化している。続いて、国際通り近くの八汐荘へ。アトリエ門口がコンペに勝ち、設計したものである。このプロジェクトでは、元妹島事務所の細矢仁と組んでおり、彼がフナキサチコと手がけた沖縄小児保健センターのうねる曲線スラブとガラスを拡大したような建築だった。

写真:左=上から2つ《首里城》、《八汐荘》 右=上から、《首里城》、下2つ《八汐荘》

2016/05/03(火)(五十嵐太郎)

2016年06月15日号の
artscapeレビュー