artscapeレビュー

光の巡回展「Nightscape 2050─未来の街・光・人」

2016年06月15日号

会期:2016/05/14~2016/06/10

TEMPORARY CONTEMPORARY[東京都]

LPAの「Nightscape 2050」展は、ベルリン、シンガポール、香港と巡回し、各地で内容が変化・成長している。単なるLPAの作品紹介ではなく、三部構成の映像、子どもとのワークショップなどを通じて、世界の都市の光環境を考える展示である。そして最後のパートは、東京を舞台に、地下空間、隅田川、コンビニ、防災の照明の未来を独自に提案する。ちなみに、月島の会場テンポラリーコンテンポラリーは昔、筆者がよく通っていたところで、リノベーション・スタディーズの連続シンポジウムを企画し、2冊の本を刊行したほか、キリンアートプロジェクト2005で石上純也のテーブルを世界初披露した場所でもある(その設営のために、現場で徹夜するはめになったが)。

2016/05/13(金)(五十嵐太郎)

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