2019年09月15日号
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artscapeレビュー

ムラギしマナヴ個展「AFRO BLUE──シギラム教授のおかしな世界II」

2011年06月15日号

会期:2011/05/11~2011/05/15

トランスポップギャラリー[京都府]

昨年の個展には、アフリカのお面や人形など、プリミティブで呪術的なイメージのオブジェや段ボール製の作品がごちゃごちゃと展示されていていた。今展は「架空の民俗学者のコレクション」という設定で構成されたその個展の第二回目。個人のコレクションという物語自体も愉快なのだが、椅子や欠けた陶器など、生活廃品を素材に用いた作品はどれもユーモラスな表情で、チャーミングな毒っ気が感じられ、価格も安いのでつい欲しくなってしまう。壁にたくさん貼られていた《ナラの人》というシリーズのドローイングは100円。どこかで見たり聞いたりしたことのあるイメージを連想させるタイトルのセンスにも感心する。次回の発表の展開も楽しみだ。

2011/05/15(日)(酒井千穂)

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