2019年11月15日号
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artscapeレビュー

李禹煥と韓国の作家たち

2011年06月15日号

会期:2011/04/09~2011/06/26

東京オペラシティアートギャラリー[東京都]

東京オペラシティアートギャラリーの核となっている寺田コレクションというと、なぜか安井賞系の洋画家が多いように感じていたが、今回は打って変わって李禹煥、郭仁植、崔恩景、鄭相和ら韓国人作家のシンプルでミニマルな絵画を特集展示。へえこんな地味な作品もコレクションしていたのかと感心。こうした作品は70~80年代に盛んにつくられ、韓国固有の現代絵画と見られていたが、いつのまにかぱったり流れが途切れ、一掃されてしまった観がある。その後、韓国の現代美術はよくも悪くもグローバル化していく。それだけにこれらの作品は徒花的に見られるかもしれないが、むしろ現在のグローバル化した作品こそ徒花というべきで、これらのコレクションはとても貴重だと思う。

2011/05/21(土)(村田真)

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