2019年07月01日号
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artscapeレビュー

フィロズ・マハムド「ラメンテーション」

2011年06月15日号

会期:2011/04/16~2011/06/04

オオタファインアーツ[東京都]

オレンジ、緑、黒などさまざまな色の穀物を機体に貼りつけた戦闘機の模型が5機。戦闘機より食糧を、という意味か。作者の故国バングラデシュの国内事情には疎いのでよくわからないが、武器と穀物の二者択一は世界共通の課題だ。ステンシル技法を用いた絵画もあり、こちらは17世紀ベンガル地方の太守とイギリス東インド会社との長い戦いを描いたものだという。描かれた内容もよくわからないが、キャンヴァスの隅に凹凸をつけて不定形にしている理由も不明。四角いキャンヴァスは帝国主義・近代主義の象徴なのかもしれない。

2011/05/20(金)(村田真)

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