artscapeレビュー
「遠くて、近すぎる ドミニク・レイマン」展
2012年04月01日号
会期:2012/03/06~2012/03/25
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA[京都府]
3点の映像作品が出品された。2点は壁面に直接投影され、1点は絵画に映像を投影している。40秒ごとに人物が登場しては暗闇に吸い込まれていく《Let me Jump》という作品に軽い恐怖感を覚えた。40秒という単位は、世界で40秒ごとに誰かが自殺をしているというWHOの発表によるものらしい。残り2点は、スカイダイビングのチームが空中で大聖堂の天井を表現する様子を捉えた《60 sec. Cathedral》と、警察犬の訓練の噛まれ役の姿を抜き出した《Basic Training(bunraku)》だった。
2012/03/14(水)(小吹隆文)