2019年07月15日号
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artscapeレビュー

プレビュー:加藤浩史「SHERTER」

2012年04月01日号

会期:2012/03/20~2012/04/01

ギャラリーマロニエ[京都府]

家もしくは矢印を思わせる形態の小オブジェが多数出品されていた。壁面にはレリーフ型の作品数点も。シャープな造形とメタリックな彩色のため、金属か樹脂が素材かと思ったが、よく見ると木目がうっすら透けて見え、すべてが木工作品だとわかった。作者の加藤は長らく金工を手掛けていたが、近年木工に転じたとのこと。フォルムと素材と塗装のギャップに惹きつけられてしまった。展覧会タイトルの「SHELTER」には「小屋」の意味があり、そこから転じて人間生活の要である衣食住の住にも通じる。それゆえ金属ではなく人肌の温かみが感じられる木を素材にしたのかもしれない。

2012/03/20(火)(小吹隆文)

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