artscapeレビュー
《北京建築大学 新キャンパス》
2016年05月15日号
[中国]
2週連続の中国出張となったが、再び北京に到着し、郊外の北京建築大学の新キャンパスに直行する。王昀が実現した1/1の模型としての長さ48mのパヴィリオンを見学した。エリック・サティの楽譜の一部を切り取り、そのまま図面化したものである。現場を体験すると、音が大きく反響する興味深い空間が生まれていた。ガラスはなく、躯体だけ完成しており、これから、あるいはかつて家だったような建築の祖型になっている。
2016/04/15(金)(五十嵐太郎)