artscapeレビュー
1900年代美術館
2016年10月15日号
[イタリア、ミラノ]
ドゥオモの横にある1900年代美術館へ。未来派、アルテ・ポーヴェラ、見晴らしがいい最上階のフォンタナを展示した空間など、充実したイタリアの近現代美術のコレクションを楽しめる。ただし、狭い空間のリノベーションのために、動線はかなりややこしい。なお、ムッソリーニの演説のためのバルコニーに続く外部階段もあり、ファシズム建築の雰囲気をもつ。隣接するパラッツォINAも同時代の古典テイストの建築である。
写真:上から、《1900年代美術館》、フォンタナを展示する最上階、《パラッツォINA》
2016/09/08(木)(五十嵐太郎)