artscapeレビュー
カタログ&ブックス│2016年10月
2016年10月15日号
展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
小さなリズム:人類学者による「隈研吾」論
隈研吾の建築が生み出されるプロセスに、独創的・挑戦的な思想を感じ取ったフランス人の人類学者と日本人の写真家が、隈事務所の日常をつぶさに観察することによって描き出した型破りな「隈研吾」論。
夢みる人のクロスロード 芸術と記憶の場所
「あいちトリエンナーレ2016」公式コンセプトブック。いま・ここでアートを考える新しい視角を提示する。池澤夏樹、岡谷公二、関口涼子、今福龍太、ジョルジョ・アガンベン、ジョルジュ・ディディ=ユベルマンなど総勢18名の豪華執筆陣による越境の夢。
建築学生ワークショップ明日香村 2016
全国の大学生を中心とした、地域滞在型建築ワークショップの全記録。2016年度の開催地は、奈良県明日香村・キトラ古墳周辺地区。全国から集まった約50名の大学生が、国内外で活躍中の講師の指導のもと、ちいさな建築作品を具現化させる。各作品のコンセプトから総評までを、豊富な図版とともに収録。
村上隆のスーパーフラット・コレクション
横浜美術館にて開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展(2016)のカタログ。現代美術から陶芸、骨董に至るまで、展示された約1300点の村上隆氏のコレクション全作品、全作家の紹介のほか、デイヴィッド・ウォルシュ氏や広瀬一郎氏との対談を掲載。各分野の用語解説や詳細な年譜も収録。
2016/10/03(月)(artscape編集部)