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プレビュー:京都dddギャラリー第211回企画展 グラフィックとミュージック

2017年01月15日号

会期:2017/01/20~2017/03/18

京都dddギャラリー[京都府]

グラフィックデザインと音楽の関係は、19世紀までさかのぼれる。トゥールーズ=ロートレックやミュシャが描いたミュージックホールの絵画やポスターはその先駆けと言えるだろう。レコードという複製媒体が登場し、音楽が一大産業になってからは、レコードジャケットやポスターが盛んにつくられ、両者の関係は切っても切れないものになった。そうした歴史を名作ポスターでたどるのが本展である。個人的には、音楽がインターネットで配信されるようになってからジャケットを見る楽しみが減ったと思っているので、レコード・CDジャケットも扱ってほしい。しかし今回はポスター展とのこと。それはそれで各時代の名作音楽ポスターが見られるのだから良しとしよう。さらに欲を言えば、会場に音楽のBGMを流す、会期中にレコードコンサートを行なうといった趣向があっても良いと思う。身勝手な要望ばかり並べたが、どのような展示になろうとも見に行くつもりだ。

2016/12/20(火)(小吹隆文)

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