タケヤアケミ──SOSに関する小作品集:artscapeレビュー|美術館・アート情報 artscape

2018年08月01日号
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タケヤアケミ──SOSに関する小作品集

2012年11月15日号

会期:2012/10/05~2012/10/07

BankARTスタジオNYK[神奈川県]

大野一雄フェスティバルのプログラムで、映像と言葉と身体を絡めたパフォーマンス。スクリーンに数秒ごとに映し出される「SURPRISE OR SHOCK」とか「SPIRIT OF SAMURAI」とか「SOUND OF SILENCE」(はなかったかも)といった言葉にタケヤが反応し、なかば即興的に言葉と動きを紡ぎ出していく。これを何度か繰り返すうち、3文字のイニシャルがタイトルにもなってる「SOS」であることに気づく。というと、知的なコンセプチュアル系のパフォーマンスに聞こえるかもしれないが、実際にはひっくり返ったり、しどろもどろになったり、素っ裸になったりする天真爛漫なタケヤの性格に負うところの多いパフォーマンスであった。ところで「タケヤアケミ」の名前に記憶があったので、ひょっとしてと思い終演後に聞いてみたら、やっぱり! 彼女は25年前に横浜の開港記念会館で開かれたパフォーマンス・フェスティバル「メイ・ガーデン」に、いまは亡きアーティストの村上達人が連れて来た新人ダンサーだった(当時は竹谷明美)。そのとき、ぼくがこのイベントのコーディネーターをやり、またBankART代表の池田氏はPHスタジオのメンバーとして参加していたのだ。ああ、なんかひとまわりしてつながった感じ。

2012/10/07(日)(村田真)

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