2017年08月01日号
次回9月1日更新予定

artscapeレビュー

見ること・描くこと──油画技法材料研究室とその周縁の作家たち

2014年02月15日号

twitterでつぶやく

会期:2014/01/06~2014/01/19

東京藝術大学大学美術館+陳列館+大学会館[東京都]

佐藤一郎は画家であると同時に、いや多分それ以上に研究者であり教育者であった。その成果を発表するのがこれ。佐藤が指導に当たった1976年からの油画技法材料研究室出身者の有志約150人の近作・新作に、在学生や歴代教員らを加えた200人近い作品が並ぶ。いわゆる具象絵画が中心で、さすが技法材料だけあってうまいなあと感心するが、ちゃんと抽象、立体、写真、CG、映像、絵本の原画などもある。また抗議が来そうな「食用人造少女・美味ちゃん」を出した会田誠、0.04秒で一周する歯車から22兆8800億年で一周する歯車まで37個の歯車を連動させた岡崎泰弘、旅先のお土産やペナントを手づくりして並べた小山真徳、モノクロ画面だがよく見るとカッコいい筆跡が残ってる伊勢周平、「受胎告知」の祭壇画にアニメのキャラと津波と原発事故を正方形の画面に収めた森洋史などが目を惹く。

2014/01/09(木)(村田真)

▲ページの先頭へ

2014年02月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ