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artscapeレビュー

アンディ・ウォーホル展:永遠の15分

2014年02月15日号

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会期:2014/02/01~2014/05/06

森美術館[東京都]

ピッツバーグのウォーホル美術館のコレクションを中心に、絵画、版画、立体、写真、映画など約400点を出品する大規模な回顧展。いま絵画、版画、立体……と羅列したが、ウォーホルの絵画は初期のものを除いて大半がシルクスクリーンを用いているので、版画との境界が曖昧だ。同じく立体も箱の表面に「Brillo」とか「HEINZ」とか商標を印刷しただけのものが多く、むしろ立体版画というべきかもしれない。でも絵画の場合、図こそシルクスクリーンで刷ってるけど、地にはブラッシュストロークを効かせたものが多く、必ずしもコピーに徹しようとしていたわけではないようだ。このへんの曖昧さがウォーホルらしいといえばウォーホルらしい。ほかにも、ポップアート以前のブロッテド・ラインを多用したイラストはベン・シャーンの線描画とそっくりなこと、地塗りの上にシルクで刷るだけでなく、シルクの上に透明系の絵具をかぶせた絵もあることなど、いろいろ気づかされることが多かった。また、初めて見る作品もいくつかあった。とくに下端の欠けた太陽を画面中央に置いた《夕陽》にはびっくり。沈みゆく「日の丸」の皮肉か、モネの《印象─日の出》のパロディか。

2014/01/31(金)(村田真)

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