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artscapeレビュー

カタログ&ブックス│2015年07月

2015年07月15日号

展覧会カタログ、アートにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。

デジタル・アーカイブとは何か──理論と実践

責任編集:岡本真、柳与志夫
発行:勉誠出版
発行日:2015年6月15日
価格:2,500円(税別)
サイズ:A5判、256ページ

構築から利活用まで、アーカイブに携わる全ての人へ贈る― 増え続けるデジタル・アーカイブ。何を見せればよいのか。どこを探せばよいのか。混迷の中にいる制作者・利用者のために、積み重ねた知恵と実例。Europeanaの起ち上げ、東寺百合文書のWEB公開、電子図書館、そして国立デジタルアーカイブセンター構想……。新たな仕組みは、ここから生まれる。 [出版社サイトより]
本サイトの「アート・アーカイブ探求」や「デジタルアーカイブスタディ」を担当している影山幸一が「第1部:アーカイブからデジタル・アーカイブへ 忘れ得ぬ日本列島 国立デジタルアーカイブセンター創設に向けて」を執筆しています。

NO MUSEUM, NO LIFE? これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会

編集:東京国立近代美術館
デザイン:neucitora(刈谷悠三、角田奈央)
発行:独立行政法人国立美術館
発行日:2015年6月16日
価格:2,000円(税込)
サイズ:155 x 185 x 25mm、380ページ

2015年6月16日〜9月13日まで開催中の同名の展覧会カタログ。美術館に関連する36のキーワードとその解説、それに沿ってキュレーションされた国内の国立美術館の所蔵品214点の図版を掲載。

LIXIL BOOKLET 鉄道遺構 再発見

企画:LIXILギャラリー企画委員会
監修:伊東孝
編集:石黒知子+成合明子
AD:祖父江慎
デザイン:鯉沼恵一(コズフィッシュ)
発行:LIXIL出版
発行日:2015年6月15日
価格:1,800円(税別)
サイズ:210 x 205 x 7mm 、76頁

2015年6月5日から大阪のLIXILギャラリーでスタートした同名の展覧会のカタログ。
人々の暮らしに欠かせない鉄道は喜怒哀楽を運びながら、時代とともに変化してきた。しかしその変化は、廃線という結果ももたらす。橋梁や隧道、線路など、風景に残る近代遺産は時を経て、私たちに何を語りかけるだろう。往時を旅するように鉄道遺構を巡るとき、新たな価値を見出すのでないだろうか。 [本書より]

ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり

著者:嶋田洋平
構成・文:石神夏希
発行:日経BP社
発行日:2015年6月1日
価格:2,200円(税込)
サイズ:186 x 128 x 18mm、312ページ

自分のほしい暮らしは自分でつくる。自分の手と、自分の頭と、自分のお金を使って、リスクを取るからこそリターンもある。この本があなたにとって、自分の本当にほしい暮らしを手に入れるために、少しでも役に立てば嬉しい。[本書より]

collaboration アート/建築/デザインのコラボレーションの場

編著:川向正人+オカムラデザインスペースR
発行:彰国社
発行日:2015年5月1日
価格:2,200円(税別)
サイズ:A5判、282ページ

岡村製作所は2003年からショールームの一角で、建築家と建築以外の領域のクリエイターのペアによる共同展示を行なっている。伊東豊雄×takram design engineering「風鈴」、妹島和世×荒神明香「透明なかたち」、小嶋一浩+赤松佳珠子×諏訪綾子「PARTY PARTY」、青木淳×松山真也「ぼよよん」、平田晃久×塚田有一「Flow_er」、ヨコミゾマコト×上田麻希「白い闇」、古谷誠章×珠寳「波・紋」の7組による展示の記録と対話集。

戦争画とニッポン

著者:椹木野衣、会田誠
発行:講談社
発行日:2015年6月22日
価格:2,000円(税別)
サイズ:A5判、144ページ

美術評論家椹木野衣氏が、90年代に《戦争画RETURNS》を発表している絵描き会田誠氏とともに、日本の戦争画について21世紀の視点から読み直す対談。太平洋戦争以降から現在までの戦争を主題にした作品図版を多数掲載。昭和17年に発表された陸軍派遣画家による鼎談「南方戦線座談会」も再録。

2015/07/15(水)(artscape編集部)

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