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プレビュー:宮永愛子「なかそら──空中空」

2012年10月15日号

会期:2012/10/13~2012/12/14

国立国際美術館[大阪府]

ナフタリンの「靴」や、陶器の焼成時に起こる〈貫入〉という現象を取り入れた作品など、時間とともに変化していく作品を発表してきた宮永愛子(1974- )の個展。今展は、時とともに移ろいゆく姿を表わし出すこのような作品から、昨年発表したキンモクセイの葉脈を用いて作り出した巨大な布状の作品《景色のはじまり》、そして新作までを、宮永自身が生み出した「なかそら」という言葉を介しながら展観する。ギャラリートークが開催される11月3日(土・祝)も含めて、会期中は無料観覧日が5回ある。1度だけでなく何度か足を運んで実際に作品の変化をあじわいたい。

2012/10/15(月)(酒井千穂)

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