artscapeレビュー
2012年度日本建築学会大会(東海)建築デザイン発表会「復興拠点としての『みんなの家』」
2012年10月15日号
会期:2012/09/13
名古屋大学[愛知県]
名古屋大学で開催された日本建築学会の建築デザインのセッション「復興拠点としての『みんなの家』」において、伊東豊雄を招待講評者に迎え、仮設のプロジェクトや村上晶子の設計した教会などの出品作をめぐって討議が行われた。五十嵐研からは、吉川彰布と村越怜が担当した南相馬の塔と壁画のある仮設集会所を出品した。最後は古谷誠章からの問題提起を受け、かたちを見せるデザインでよいか、それとも控えめな小屋にすべきかが議論となり、学生も交え、3.11以後のデザインの意味を改めて討議することになった。
2012/09/13(木)(五十嵐太郎)