artscapeレビュー
JIA東北建築家フォーラム2013 基調講演「アートミーツアーキテクチャ」
2013年06月15日号
会期:2013/05/10
せんだいメディアテークにて、高橋匡太の講演と彼を囲むシンポジウムを行なう。これまで丹下健三、菊竹清訓、安藤忠雄、高松伸らのすでに存在する建築に対し、光のアートワークを試みたが、最近は西沢立衛の十和田市現代美術館やアトリエ・ワンの建築における常設作品、平田晃久らのインスタレーションなど、これからつくるプロジェクトに関わり、まだ存在しない空間について、建築家と直接やりとりしながらのコラボレーションに移行している。やはり、実験の積み重ねと現場の試行錯誤が重要なようだ。また光が多すぎる場所では、減らすことも作品になるというのが印象的だった。あいちトリエンナーレ2013では、多くの人を巻き込みながら、都市空間を活用した作品を構想中とのこと。
2013/05/10(金)(五十嵐太郎)