2020年10月15日号
次回11月2日更新予定

artscapeレビュー

レゾナンス 共鳴──人と響き合うアート

2010年05月15日号

会期:2010/04/03~2010/06/20

サントリーミュージアム[天保山][大阪府]

国立国際のついでに寄ってみました。ついでのわりに楽しめました。出品作家20人中、絵画が半数近くを占めるが、「絵画の庭」と重なるのは草間彌生(こっちの作品のほうがいい)と法貴信也のふたりだけ。あとはマーク・ロスコ、アンゼルム・キーファー、マルレーネ・デュマス、イケムラレイコらベテランが多い。絵画以外では、大理石の板に牛乳を満たしたヴォルフガング・ライプ、筋肉の標本みたいな人馬像を出した小谷元彦、40台のスピーカーから聖歌を流すジャネット・カーディフら、既知の「名作」に再見できた。いちばん気に入ったのは、暗い部屋の床に近い壁に穴を開け、のぞくと明るい光と緑の雑草が目に入る仕掛けのインスタレーション。作者はライアン・ガンダー。絵画でなければ、このくらいやらなくちゃ。

2010/04/03(土)(村田真)

artscapeレビュー /relation/e_00008519.json l 1214504

2010年05月15日号の
artscapeレビュー

文字の大きさ